マイスターネット

「眠れる知財」を掘り起こすNPO法人

第55回講演会Event_69_01 「『ジュリアス・シーザー』 から見る古代ローマのリーダー像」

 


開催: 2011年2月19日 15:00~18:00
講師: 永田 典子


 今回は今までの常連の多くが海外旅行中とあって、こじんまりとアットホームな感じで催された。
 講師から地図と年表を使って、シーザーの時代の歴史背景を詳細に説明いただいた。

 

 シーザーの活躍したローマ帝国は、紀元前509年に共和制を樹立し、元老院と平民会という二院制を確立し、選挙も行われていたとのこと。まさに日本の縄文時代に現在と同じ政治体制が確立していたということは驚きである。

 そしてそのヘッドである執政官の座を巡って陰謀、暗殺、虐殺が行われていたということは、今日の世界の政治事情とも全く同じであり、やはり人間は今も昔も変わらないなと考えさせられる。

 次にシェークスピアの書いた「ジュリアス・シーザー」のあらすじが解説された。

 第1幕はシーザーが功なり執政官に就任した後の暗殺の謀議から始まる。そして第2幕でブルータスが暗殺を決断し、早くも第3幕でシーザーが暗殺されてしまう。その後第4幕ではブルータスのその後が述べられ、第5幕でその彼も敵討ちを志したアントニウスに負けてしまう.

 このドラマは「シーザー」と名が付いているのに、シーザーは殆ど出てこないのである。そこから2つの疑問が沸いて来る。

  • 一体このドラマの主人公は誰なのか。 何故タイトルがシーザーなのか。
  • そして講師は、何故このドラマを「リーダーシップ」という側面で見たのだろうか。

 第1の質問については、最も登場時間の多いブルータスでは観客動員ができないということをシェークスピアは意識していたのだという単純な発言から、「シェークスピアは単なる成功物語では不満で、人生のどろどろした裏表を描きたかったのだという考え方、そしては下記のような穿った意見まで色々出てきた。

 

 「劇の登場人物は、暗殺陰謀者とその一味などが多数を占めるため、主人公はブルータスだ、あるいはブル-タスの不正義を暴いたアントニウスだと盛んに議論されてきた。たとえば、シーザー像を金色で表現したとすると、ブルータスはシーザーを暗殺することにより、血の赤色でシーザー像を塗りつぶし抹殺した。それに義憤を感じたアントニウは、ブル-タスの不正義を暴いて血の赤を黒く塗りつぶした。その結果はどうなったか。シーザー像の最初の金色は消え失せたものの、赤、黒で塗られて出来た上がったシルエットは、なんとシーザー像そのものであった。つまり、シーザーを超えるものは何一つ残らなかった!沢山の人物を登場させることにより、結局は「シーザー一人を描いた」と。

 

 最後に何故リーダーシップなのか。

 登場人物は陰謀に明け暮れる政治家達、清廉潔白で理想主義的なブルータスや義憤だけで動いたアントニウス達。しかしそれだけでは政治は纏まらない。それは過去の共和制も現在の民主制も同じであると言いたげな講師。

 これもまた逆説の講演であった。


 

 

    講演会レジメ



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News Letter

文教大学講演会

NPOマイスターネットでは、大学とのコラボを目指していますが、過日、文教大学からリーダーシップに関する講演依頼がありましたので、下記の通り、同大学の情報学部の大学生を相手に講演しました。

 

テーマ:ソーシャル・マーケティング、大学から社会へ
~問われるリーダーシップとは~

日時:平成24年12月10日(月)13:20-14:50

場所:文教大学湘南校舎(茅ヶ崎)

レジメ:こちらです

 

講演後、何人かの学生から活発な質問があり、学生の関心の高さを実感しました。

今後も、このような大学とのコラボの機会を設けていきたいと思います。

講演会「リーダーシップ入門」

本NPO理事長の橋本氏が精力的に講演会を行っている。

去る11月18日にイーテクノ株式会社で企業向けリーダーシップ講演会を行い、コミュニケーションの重要性とリーダーシップのあり方について説いた。

講演内容はこちらです。

news_111118

 

講演会 「創造的な生き方の発見」

本NPO理事長の橋本氏が、7月29日に京橋会館で開かれた講演会で、「創造的な生き方の発見」という講演を行った。

「人間は本来80歳~90歳まで創造的な仕事をできるが、日本では制度がそれを阻んでいる。皆、それぞれテーマを見つけて頑張ろう」という主旨の講演でした。

講演内容はこちらです。news_4_1

マイスターネット5周年記念集を発行

マイスターネット設立から昨年末で5年を経過したのを記念して、その間の活動をまとめた「マイスターネット5年間の歩み」というパンフレットが5月に作成された。

 講演やワークショップなど60回を越す活動が題目と簡単な内容で紹介され、何枚かの写真で、雰囲気もうかがうことができる。

  

インドネシアから  頑張れえええええ 日本!

アイコア社の日本語指導をした時のフェルディカさんから東日本大震災の復興激励のメールが、3月末に届きました。

私はインドネシア語の勉強をお休みしていますが、「楽しいインドネシア語」の講座の皆さんに資料としてお渡しました。そしたら石橋さんが訳をしてくれたので、一緒にご紹介します。

インドネシア人の優しさ、彼の真摯な気持ちが伝わってきますね。                         (赤井記) 

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