マイスターネット

「眠れる知財」を掘り起こすNPO法人

第56回講演会Event_70_01 「エジプト、南アフリカ旅行記」

 


開催: 2011年4月2日 10:00~13:00
講師: 大纏 トシ子


 好奇心旺盛で、感動を求める人生を送る大纏講師が、昨年2010年2月にエジプト、10月に南アを旅行された。旅行者として色々感じたことに加え、歴史、地理、芸術、経済など多方面にわたる調査結果を交えての話は社会科授業の感があり、普段疎遠な国々の実情を知る貴重な機会を得ることが出来た。

 

[エジプト旅行]
奇しくも丁度1年前の、デモが始まった同じ日に、大纏ご夫妻は念願かなってエジプト旅行に出発した。
ガイドは現地の大学で日本語を学んだ大変な美人だったが、日本には一度も来たことがないのに大変流暢な日本語で案内してくれた。
 エジプトの面積は日本の2.65倍、その広大な土地の殆どの95%が不毛の砂漠地帯で、ナイル川沿いのわずか5%に人口が集中している。

カイロ中心地の商店街では人々があふれており、活気に満ち特に印象に残っているのは洋品店です.極彩色の服は勿論ですが、女性用の下着がこれでもかこれでもかと前面に飾ってあり、カラフルでそのデザインはちょっと目のやり場に困るほどのセクシーさ。これはイスラム教の女性が着る、”チャダール”という、目だけ出して、頭からすっぽり全身を隠す、あの衣装の反動なのではと思いました。街行く女性はそういう姿が多くみられたからです。

現地のガイドさんの話では政治も腐敗しきっているようです。何か問題が起きても全てはお金が解決。上層部の人は私腹を肥やすばかりで、年々貧富の格差は広がるばかり。教育の格差もひどく、やく25%の国民が文盲とのことです。失業率も高く、国民の不満は募る一方だと話してくれました。これが今回の政変を起こした原因であることに、参加者一同納得した。
エジプトは、ピラミッドや王家の谷、ヒエログリフという古代文字など、高度な文明を発達させ、他にも法律、文学、音楽、美術、芸術などにおいても、世界に先駆けた文明を開化させた国です。
観光客は毎年1000万人の大台を維持しており、しかし、今回の政権交代に伴い観光客は激減し、観光事業に大打撃を与えています。

[南アフリカ旅行]
動物の大好きな講師は、ビッグ5と言われる、象、ライオン,豹,サイ、バッファローの五つの大型動物を見るチャンスが最も多いという、クルーガー・ナショナルパ-クでサファリをするのが目的のひとつであった。
アフリカは豊富な天然資源に恵まれ、世界のプラチナ埋蔵量の75%、ダイアモンド50%、コバルト50%、クロム50%、ボーキサイト25%を有する。

ヨハネスブルグ空港に到着したとたん目にしたものは、すさまじいばかりの韓国や中国の巨大な広告や製品ばかり。
中国は、アフリカは世界に残る貴重な投資天国と見ており、日本人にとってリスクと感じることも、彼らにとっては“好機”と映っているようです。
中国製の電化製品にはSONYと紛らわしいSONNYという商品が堂々と出回っており街中いたるところに中国製品があふれている感がある。中国は紛争や圧制国家など、問題を抱えたリスクの多いアフリカの国に、積極的に入りこんで行動し、天然資源を持ち去るやり方が、中国の戦略と見られる。
中国の”援助”と称するその特徴は、援助マネーでインフラ設備を次々と作り、大量の中国人をアフリカ諸国に低賃金で送り込むという人海戦術で、中国の工事は早くて安いと、好評な一面、現地の人がさほど雇用されず、資源の略奪、搾取が行われるのみであり、安い中国産があふれすぎ、結局すぐ駄目になり、また中国産のものを買うというサイクルが続く、というひんしゅくも買っている。
また、日本の対中国のODAは1980年以来、24年間で3兆3000億といわれるが、中国はそれを中南米やアフリカに,武器援助を含めて、相当額をまた貸ししていたといわれている。更に中国は、2005年12月までWFP(国連世界食料計画)から食料援助を受けながら、アフリカへの投資と援助をしていた。1980年代のイラン・イラク戦争期間中での最大の武器供給国は中国であった、という事実も。

これに比べて日本はといえば、日本の広告などどこにも見当たらない。思わず”日本はどうしちゃったの? これから日本の経済どうなるの?”という、不安な思いを覚えたほど。”貧困と混乱のアフリカ”という、否定的な情報に引っ張られ過ぎ、石油が出る地域は外国人が狙われて危ないとか、退避勧告を出しているのは日本だけであり、日本のビジネスマンは、概して用心深すぎて冒険心が無く、決断出来ずに現在のアフリカを知ろうとしなさ過ぎるようだ。首都プレトリアでは昨年6月、ワールドカップが開かれ、前例の無い頭脳流入が始まっている。電力の供給が安定すれば、安定雇用を生み出せる製造業が育ち,投資も呼び込みやすくなる。アフリカは、貿易や海外からの投資などによる、経済成長の大きな可能性を有し、3億人の新たな中流層の途方もない需用が、あらたなビジネスチャンスを生み出そうとしている。中でも南アは成長著しい国である。


以上、エジプト、南アという我が国にとって馴染みの薄い国が、世界に多大な影響を及ぼしていることに驚愕させられ、グローバル社会に関する勉強の必要性を痛感させられた。

 

 

 

    講演会レジメ

Event_70_02 Event_70_03 Event_70_04
----- --- ----
 
 

News Letter

文教大学講演会

NPOマイスターネットでは、大学とのコラボを目指していますが、過日、文教大学からリーダーシップに関する講演依頼がありましたので、下記の通り、同大学の情報学部の大学生を相手に講演しました。

 

テーマ:ソーシャル・マーケティング、大学から社会へ
~問われるリーダーシップとは~

日時:平成24年12月10日(月)13:20-14:50

場所:文教大学湘南校舎(茅ヶ崎)

レジメ:こちらです

 

講演後、何人かの学生から活発な質問があり、学生の関心の高さを実感しました。

今後も、このような大学とのコラボの機会を設けていきたいと思います。

講演会「リーダーシップ入門」

本NPO理事長の橋本氏が精力的に講演会を行っている。

去る11月18日にイーテクノ株式会社で企業向けリーダーシップ講演会を行い、コミュニケーションの重要性とリーダーシップのあり方について説いた。

講演内容はこちらです。

news_111118

 

講演会 「創造的な生き方の発見」

本NPO理事長の橋本氏が、7月29日に京橋会館で開かれた講演会で、「創造的な生き方の発見」という講演を行った。

「人間は本来80歳~90歳まで創造的な仕事をできるが、日本では制度がそれを阻んでいる。皆、それぞれテーマを見つけて頑張ろう」という主旨の講演でした。

講演内容はこちらです。news_4_1

マイスターネット5周年記念集を発行

マイスターネット設立から昨年末で5年を経過したのを記念して、その間の活動をまとめた「マイスターネット5年間の歩み」というパンフレットが5月に作成された。

 講演やワークショップなど60回を越す活動が題目と簡単な内容で紹介され、何枚かの写真で、雰囲気もうかがうことができる。

  

インドネシアから  頑張れえええええ 日本!

アイコア社の日本語指導をした時のフェルディカさんから東日本大震災の復興激励のメールが、3月末に届きました。

私はインドネシア語の勉強をお休みしていますが、「楽しいインドネシア語」の講座の皆さんに資料としてお渡しました。そしたら石橋さんが訳をしてくれたので、一緒にご紹介します。

インドネシア人の優しさ、彼の真摯な気持ちが伝わってきますね。                         (赤井記) 

Read more ...