第123回講演会
ガールスカウト
開催: 2016年11月19日 10:00~13:00
ガールスカウトは、ボーイスカウトをつくった、英国人のロバート・ベーデン・ポウエル(B-P)が、私たちも活動したいという、少女たちのために妹のアグネスに託し、始まり後に妻、オレブにより世界中に広まった。
近年、日本ではその会員数は減っている憂慮すべき状況にある。一方、 他のアジア諸国では会員数は増えている。その理由の一つに、他のアジア諸国では、ガールスカウトは学校教育に取り入れている国があるようだ。
今の小学生が社会に出るときには、職業の65%は現在は存在しないと、言われている。 そのため、今から特定の職業のための準備をしても、社会に出るころには役立たなくなるので、どんな職業にも対応できるよう、人間として基本的に必要とされる、自ら学び、コミュニケーション力を磨き、他と協調して活動できる能力の育成を重視している。
途中でガールスカウトを辞めても、「1日スカウト、一生スカウト」と言って、辞めた後も仲間として互いに尊重し絆が維持される。
小池百合子東京都知事も、ガールスカウトで活動し育成されたとのこと。 現在の都知事の精力的な活動の原点には、ガールスカウトで培われた精神があるに違いない。
パーソナルケアブランド「Dove」は、ボディーシャンプーやシャンプを販売しているブランドだが、外見だけでなく内面の美しさの大切さについて伝えている。ガールガイド・ガールスカウト世界連盟とDoveの共同開発プログラムは、自己肯定感を向上することができる。
人は、他人から褒められる(肯定される)と嬉しくなり、活動的になり幸せになれるので、自己肯定は非常に重要なことである。
その反面、子供に過度な期待を持つあまり、いつも子供を叱る親は日本に多いが、これは教育的に逆効果である。
健全な青少年の育成組織として、我々はもっとガールスカウトの活動に注目し、その活動が広がり会員が増えることを願わずにはおれない。
それには、アジア諸国に見習い、日本でも是非とも学校教育の中にガールスカウト、ボーイスカウトを組入れたら良い、という意見で参加者一同一致した。
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