第131回講演会
働き方改革とは(その1)
- 開催: 2017年7月29日 15:00~18:00
- 講師: 須田 舞
ネット上や紙上でも話題となっている「働き方改革」、産業界でもいろいろな動きを見せています。 今回は、同改革の内容を解説すると共に、現状について認識を新たにすることが出来ました。
全体的な印象としては、同改革の実現性にやや懐疑的でしたが、現状において閉塞感があることも本音のようでした。
働き方改革、人口問題の二大テーマに関し、以下のような意見が出されました。
- 現状の年功的な働き方も問題があるのではないか、また、労働市場の流動性を考えると、年功性が崩れないと到達出来ないのではないか。
- 労働市場の流動化を進めるには、50歳で定年を迎え、一旦自己の能力開発を積んだのちに第二の社会人生活を送るという道筋を作るのも一考ではないか。 これには、経済的な不安の解消、自らが高い能力を目指すことが求められる社会になるのではないか。
- 人口問題については、増加することが果たして良いことなのか、縮小均衡を模索することもがあっても良いのではないか。
- 人口減少があっても良いが、年齢構成が問題。逆ピラミッド型の人口構成では成長はしぼむだけ。
今回は働き方改革の第一弾として披露されましたが、今後、産業界も益々労働生産性の向上に向けて具体的アクションが取られることと思います。
この問題については引き続き注視し、適宜、情報の発信を継続したいとの思いで終了しました。
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