第79回講演会

 

「社会起業家とリーダーシップ」

 

開催: 2013年2月16日 15:00~18:00 
講師: 橋本 壽之

 

event_94_1 社会起業家として活躍されているリーダー達のリーダーシップの根源を探る講演であった。

 

●社会起業家の実例

バングラデシュでのジュートのバッグ開発の山口さん、農薬を使わない農業の支援を行う小島さん、みやじ豚の宮治さんなど10名の社会起業家を紹介

 

●社会起業の特徴

これらの事例から、これらの社会起業家の成功のプロセスを下記3ステップにまとめている。

①社会の問題に目覚め、強く感動し、自ら解決に取り組もうとする熱意

②現実の制度や仕組みの問題点を地道に掘り下げて、大規模化ではなく自分たちだけでできる解決策を手作りで組み立て、ビジネスモデルにしていく根気

③このような熱意と根気に感動して、政府や大企業がフォロワーとして集まり、支援の連鎖反応が起こる。

 

●社会起業隆盛の背景

これら社会起業家のリーダーシップは日本の成長期における松下や本田のような企業創業者にも共通するような特徴である。

ただ社会が成熟し変化を望まなくなった現在では、このようなリーダーシップは既成の組織の中では衰退し、逆に既成組織の外や隙間で発生する社会問題を解決するところで起こっている。

即ち、現在は、巨大なマンモス組織ではなく、特徴を持った多数の個別のリーダーがネットワークを組んで動く世界になってきていると講演者は主張する。

 

そして、講演者は、我々シニアもその経験をベースにネットワークを組んで社会起業に貢献していくべきではないかと提唱し、シニアの社会起業に関する問題が議論された。

即ち、若者の職場を奪うのではなく、若者が避けて通り人手不足に悩む中小企業の支援や社会的弱者の支援の場は幾らでもあるのではないかという提案である。

結果としては、やはり最初の熱意を持って活動するコアリーダーはいるか、そしてそこでの解決課題は何かというのが重要であると感じた。

 

講演会レジメ

 

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