第141回講演会
- 開催: 2018年5月26日(土) 10:00~13:00
- 講師: 橋本 壽之
講演者は働くことの意味を、マズローの五段階欲求説を援用して、社会情勢と関連づけた。生きるための労働から出発しても、最終的には人間の本来的な欲求(自己実現、意味への意志)を働くことで達成させるのが理想と考える。「働き方改革」ではこういう観点より残業時間の面が強調され過ぎている。
参加者からいろいろなトピックも出された。
- イギリスの契約労働者は自分の範囲を守り協調しない。文書を残さないので、あとで問題が起きても対処できない。
- 日本の終身雇用は、年功序列を伴うところで問題が生じる。
- 定年は年齢でなく能力で決めるべきではないか。
- グローバル企業的な厳しさはなくて仲良しクラブ的な会社でも、経営が成り立っていくならいいのではないか。
- リストラも温情をかけて他社に行けそうな有能な人からやめさせると、自社に能力の劣った人が増えるケースもある。
- 日本には独特の文化を強調して、文化大国として生きる道もあるだろう。
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