第168回講演会

 

フランス香水 その社会背景と日本文化
  • 日時 2020年10月17日(土) 14:00~17:00
  • 講師 原 弘之輔

 

講師が永年携わってきた香水ビジネスの片りんを、シャネルNo5などの著名な香水の紹介を通じて聴いた。

  • フランスの香水メーカーとしては、日本でも有名なシャネルやジバンシーなどだけでなく、キャノン、ダナ、ランバン、エルメス、ニナリッチ、ジャンタトー等多くの中小企業があり、日本の地酒と同じように特徴を競い合っている。
  • 昔は海外旅行の定番土産と言えば、香水、ウィスキー、たばこであったが、今は海外ブランド商品が出回りブランド力は低下しているという。
  • 日本人は一点豪華主義のブランドに走りがちであるが、フランス人は比較的安価な香水をコーディネートして、自分らしさを出すのが特徴という。
  • 香水の代表的な原料はバラとジャスミンで、数トンの花から数グラムの香水しか生産できないという贅沢な商品である。しかし現在は大半の香水は化学製品から生産する合成生産品という。

講師は、紡績会社で新人研修で寮管理人を経験した後、会社の指示で、新事業立ち上げのために香水部門に転勤し、そのまま単身でパリに派遣され、香水の買い付け契約に奔走したという。
将来の見えない紡績から180度違う新規事業の立ち上げに挑戦し、若造一人をパリに派遣する会社の挑戦心と、その期待を受けて挑戦する新人社員。どうして時代が変わってしまったのか考えさせられる講演であった。  

 

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