マイスターネット

「眠れる知財」を掘り起こすNPO法人

 

第171回講演会

 

新型コロナウィルス(COVID-19)に揺れた”2020”
& ペスト流行史とその記録
  • 日時 2021年1月16日(土) 14:00~17:00
  • 講師 赤井 喜久枝、 永田 典子

 

 新型コロナが流行して1年。新たな年を迎えて、新型コロナという感染症を改めて考え直す良い講演であった。

  1. 新型コロナウイルス出来事及び対策等
    • 中国武漢から始まった新型コロナウイルスが、どのようにして日本に入り世界に広まっていったかを、新聞等から丹念に拾った結果を国内と海外に分けて年表風にして詳細に説明された。
    • 結果として、後手後手の対策や筋違いの対策などの失敗の連続を再認識させてくれた1年だった。
  2. 新型コロナウイルス対策の課題
    • 現状ではスウェーデン式適者生存の手法は失敗し、中国式独裁の強制のみが目立ち、良い解決策は出てこなかった。
    • 一方では政治の無力、政治家の資質不足も指摘された。
  3. ペスト(黒死病)流行史
    • 感染症の中でも特に人類に多大な影響を与えたのがペストで、紀元前の時代から多くは中国で発生し、シルクロードを経由してヨーロッパに波及している。
    • 文学の世界でもこのペストを多く扱っているが、その中で、ボッカチオの「デカメロン」、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」、ダニエル・デフォー「ペストの記憶」、アルベール・カミュ「ポスト」の4件を選んで、ペストに対する人々の対応の仕方を詳述。
    • これらの作品で描かれているペストの状況は現在の新型コロナと酷似している。迷信が飛び交い、自粛警察がはびこる。病人宅を閉鎖し、街路の清掃を求め、飲酒を禁止する。全く同じだ。
    • 疫病流行、大規模災害、戦争等の不条理に直面して多くの人がモノのように扱われ死んでいく。そういう時に心の平安に達するには「共感」する心が重要だと講師は言う。

 

レジメ

 

 

 

 

News Letter

2021年の講演会テーマ

  • 今年、私たちのマイスターネットは創立15周年を迎えました。
     
  • 今までの講演では、各人の専門知識・技能を生かした発表をすることにより、社会への貢献を目指してきました。
  • そして今年、コロナウィルスが流行しても、1回の休会だけで、講演活動を続けてきました。
  • しかし、今回のコロナウィルス流行が、私たちの生活や社会に大きな影響・変化を起こそうとしているのではないかと感じるようになりました。
     
  • そこで、来年1月からは、「新型コロナを考える」をテーマにして、新型コロナが与えた影響、社会がどう変わったか、そして私たちはどのように対応していくべきかを考える講演会にして行こうと考えています。
  • 私たちの知識・経験を生かして、一歩進んで、新型コロナへの対応を機に、その解決を図り、よりよい社会を築く方策を考えていく講演会にして行きたいと考えています。
  • 皆様の今まで以上のご支援をよろしくお願いします。
     

文教大学講演会

NPOマイスターネットでは、大学とのコラボを目指していますが、過日、文教大学からリーダーシップに関する講演依頼がありましたので、下記の通り、同大学の情報学部の大学生を相手に講演しました。

 

テーマ:ソーシャル・マーケティング、大学から社会へ
~問われるリーダーシップとは~

日時:平成24年12月10日(月)13:20-14:50

場所:文教大学湘南校舎(茅ヶ崎)

レジメ:こちらです

 

講演後、何人かの学生から活発な質問があり、学生の関心の高さを実感しました。

今後も、このような大学とのコラボの機会を設けていきたいと思います。

講演会「リーダーシップ入門」

本NPO理事長の橋本氏が精力的に講演会を行っている。

去る11月18日にイーテクノ株式会社で企業向けリーダーシップ講演会を行い、コミュニケーションの重要性とリーダーシップのあり方について説いた。

講演内容はこちらです。

news_111118

 

インドネシアから  頑張れえええええ 日本!

アイコア社の日本語指導をした時のフェルディカさんから東日本大震災の復興激励のメールが、3月末に届きました。

私はインドネシア語の勉強をお休みしていますが、「楽しいインドネシア語」の講座の皆さんに資料としてお渡しました。そしたら石橋さんが訳をしてくれたので、一緒にご紹介します。

インドネシア人の優しさ、彼の真摯な気持ちが伝わってきますね。                         (赤井記) 

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