第176回講演会
- 日時 2021年6月19日(土) 14:00~17:00
- 場所 藤沢市市民活動推進センター
- 講師 志柿 俊朗
- 新たな感染症は、増え続けるであろう。それは、病原菌が宿主との平衡状態に至る主スピードよりも速い。
例えば、遺伝的均一性の高い植物が病気を発生すると致命的な打撃を受け易い。
具体例:ジャガイモ(遺伝的多様性がなかった)、バナナ(実を腐敗させるパナマ病は20世紀中ごろまで広く栽培されていたグロ―ミシュル種を絶滅させた。これに耐性のあるキャベンディッシュ種が広く栽培される。1990年頃、トロピカルという変異体による新パナマ病はキャベンディッシュ種に感染する。) - 一度破壊された生態系の修復は非常に困難である。従って、感染速度は高止まりとなるであろう。
- 現存する自然は守りたい。そこで畜産による食料生産は不可能となる可能性がとるかもしれない。
- 人類は毎年複数のワクチンを打ち続ける必要があるかも知れない。
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