第177回講演会
- 日時 2021年7月17日(土) 14:00~17:00
- 場所 藤沢市市民活動推進センター
- 講師 遠藤 孝
今年5月より、新型コロナウイルスワクチン接種が始まった。既に高齢者、医療従事者等が進み、今では企業、都の大型接種会場や人口が少ない市町村でも受診拡充され接種が高まってきている。しかし今では変異種が過半数の罹患者数で、秋頃には100%になるのではないか、また副反応の課題もこれから大きくなるのではと懸念する。
今日の講演内容で、世界のワクチン開発の情報や、今後の治療薬の研究が進む期待が持てた。
ワクチンには、従来からある 生ワクチン(ハシカ他) 不活化ワクチン(インフルエンザ他) トキソイド(破傷風他) 以外に、新型コロナで有名になった mRNA(ファイザー、モデルナ)、ウイルスベクタ―ワクチン(アストロゼネカ・J&J)、組み換えタンパク質ワクチン(塩野義製薬他)がある。
医薬品の開発承認には普通10年以上の期間と200~300億の費用がかかるが、第3相臨床試験で緊急使用許可が出されて、欧米で約3週間、日本で2か月で適用を始めようとしている。さらに第3相試験の代わりにチャレンジ試験という方式も考えられている。
日本では、塩野義製薬の遺伝子組み換えタンパクワクチンが進んでいるが、他にも アンジェス、第一三共、KMバイオロジェックス、ファイザー、テルモ(武田薬品)NEC欧州 研究所等がある。
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