マイスターネット

「眠れる知財」を掘り起こすNPO法人

 

第180回講演会

 

日本人と病

 

ー 感染症を中心に ー
  • 日時 2021年10月16日(土) 14:00~17:00
  • 場所 藤沢市市民活動推進センター
  • 講師 永田 典子

 

 日本の感染症に関する歴史の本を4冊も購入して読破し纏めた圧巻の講演であった。高校の日本史でこういう課外授業があると、日本史の授業も暗記の仕方が変わり面白かっただろうにと思わされた。

  • 日本で最初の疫病(感染症)に関する記録は「日本書紀」にある崇仁天皇(300年頃)の記録が最初。
  • 天然痘:61回もの流行の記録が残っている(真実を残す歴史の重要性を再認識)。
  • 当初は天皇の失政によって異変や飢饉で疫病が蔓延するとも思われていたが、実際には海外との交流の増加によって流行が拡大した面もある。1980年にWHOが撲滅成功の宣言をした唯一の伝染病。
  • 麻疹(はしか):37回流行。1862年江戸時代の大流行では江戸だけで24万人と3割以上の人が死亡したというから、現代の新型コロナの比ではないレベルだ。
  • 赤痢:19回流行。他の感染症も同じだが、奈良・平安の時代は、加持祈祷が唯一の対策であった時代である。
  • コレラ:6回の世界的流行があったが、日本は鎖国等により感染を免れた時もあった。
  • 結核:枕草子、源氏物語、女重宝記、不如帰、女工哀史等多くの文学作品に結核を題材にした記述がある。それほど結核と文学は関係が深かった。
  • 風邪・感冒(インフルエンザ):48回流行。感冒は流行すると、江戸時代以降「お駒風邪」「ねんころ風」「スペイン風邪」等名前を付けて呼ばれることが多い。
  • その他:ペストは世界的に流行したが、日本では真剣に取り組み早期に終息した。今回のコロナを教訓にして十分な対策を講じておくことが肝要である。

 

 

 

レジメ

 

 

 

 

 

News Letter

2021年の講演会テーマ

  • 今年、私たちのマイスターネットは創立15周年を迎えました。
     
  • 今までの講演では、各人の専門知識・技能を生かした発表をすることにより、社会への貢献を目指してきました。
  • そして今年、コロナウィルスが流行しても、1回の休会だけで、講演活動を続けてきました。
  • しかし、今回のコロナウィルス流行が、私たちの生活や社会に大きな影響・変化を起こそうとしているのではないかと感じるようになりました。
     
  • そこで、来年1月からは、「新型コロナを考える」をテーマにして、新型コロナが与えた影響、社会がどう変わったか、そして私たちはどのように対応していくべきかを考える講演会にして行こうと考えています。
  • 私たちの知識・経験を生かして、一歩進んで、新型コロナへの対応を機に、その解決を図り、よりよい社会を築く方策を考えていく講演会にして行きたいと考えています。
  • 皆様の今まで以上のご支援をよろしくお願いします。
     

文教大学講演会

NPOマイスターネットでは、大学とのコラボを目指していますが、過日、文教大学からリーダーシップに関する講演依頼がありましたので、下記の通り、同大学の情報学部の大学生を相手に講演しました。

 

テーマ:ソーシャル・マーケティング、大学から社会へ
~問われるリーダーシップとは~

日時:平成24年12月10日(月)13:20-14:50

場所:文教大学湘南校舎(茅ヶ崎)

レジメ:こちらです

 

講演後、何人かの学生から活発な質問があり、学生の関心の高さを実感しました。

今後も、このような大学とのコラボの機会を設けていきたいと思います。

講演会「リーダーシップ入門」

本NPO理事長の橋本氏が精力的に講演会を行っている。

去る11月18日にイーテクノ株式会社で企業向けリーダーシップ講演会を行い、コミュニケーションの重要性とリーダーシップのあり方について説いた。

講演内容はこちらです。

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インドネシアから  頑張れえええええ 日本!

アイコア社の日本語指導をした時のフェルディカさんから東日本大震災の復興激励のメールが、3月末に届きました。

私はインドネシア語の勉強をお休みしていますが、「楽しいインドネシア語」の講座の皆さんに資料としてお渡しました。そしたら石橋さんが訳をしてくれたので、一緒にご紹介します。

インドネシア人の優しさ、彼の真摯な気持ちが伝わってきますね。                         (赤井記) 

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