NPOマイスターネット 第1回講演会(2006.1.28)資料

気について学び、利用してみよう

                           占部浩一 (ヴェリタス基礎科学研究所所長)

                                 e-mail: urabe@gakushikai.jp

 

気とは何か

 皆の納得する定義というのはまだない。ここでは、「現在の科学では位置付けができていないが、何らかの作用があると思われているエネルギー的または情報的なもの」を総称して気という言葉で指すことにする。気、サイ(psi)、祈りの力、などが含まれることになる。

 「気は物質である」と中医学の本に書いてあることもあるが、質量がいくらと測られたなどという記載はどこにもなく、我々が了解している物理的な物質とは思われない。「意識をもったエネルギー」という表現もあるが、エネルギーの形や強度の記述例はない。万物の根源とされることもあるが、具体的な素粒子とかエネルギーと同定された例はなく、東洋的世界観を構築する抽象的な作業仮説の趣がある。

どういう種類があるのか

伝統的な気については

 中国医学での分け方

  先天の気、後天の気

  内気、外気

中国と日本とでは気に対する感覚が違う。気の種類によるのかどうか分からないが。

 中国流の気功では自分の気を出すと考えるので、治療を行なうと施術者は疲れる

 日本では、自分はパイプ役として宇宙(?)の気を流しているだけだと考えるので、施術者は疲れずむ

  しろ元気になる

 武術で出す気は粗く、医療に用いる気は細やかだといわれる

どういう働きがあるのか

 使用者の意志を体現するように働くことが多い

 病気を治したり、健康を増進させたりする

 気を作用させると施術者と被験者の脳波や拍動が同調する傾向がある

 超常現象を起こすことがある(スプーン曲げなど)

 

以下、主として筆者のなじんでいるTDETranscendental Energy)を念頭において述べるが、普通の気にも類似した性質がある場合がある。

気の特質

 意識によって性質、強さなどが変化する

  例えばイメージを青空、太陽、マグマなどと変えると、それに応じて出てくる気が異なる

 条件付けが可能である

  例(女性のみに作用する、20歳以下の人にしか感じられない、開封したときから効果が生じる、

  一定時間だけ効果がある、薬の代行機能(代行機能を設定して気が封入された薬を自分が飲んで、

  これはAさんのためだと思えば、Aさんに効く))

 目的指向的な性格をもつ(細かいメカニズムを知らなくても、目的をはっきりさせると効果が生じ

  る)

 鍼灸・指圧・服薬などの肉体的刺激、音楽・絵画などの精神的刺激、喜怒などの感情、等により人

  体における気の状態が変化する

 文字、色、矢印等を用いて人体における気の流れをコントロールできる

 ある事物を代表(象徴)する気的なもの (エネルギー体、略してエネ体ということもある) を取り

  出せる

 距離、時間が「ここ・今」と異なっている事物にも作用する(遠隔作用、将来における作用、等)

 仮想的な事物に対応してもエネルギー体的なものが形成できる(これはTDEの特長である。過去

  の人物の状態、ゴジラ、A氏とB氏の関係、等)

TDEについての一つの仮説

 意識により現実とはことなった次元(例:神智学でいうアストラルの次元)で事物を生成させたり、

  変化させたりして、それを現実界に反映させているのではないか

使われている実例

 ヒーリング(遠隔治療も可能)

  体、心をリラックスさせたり、異常なところ、病気を治したりする

 気の封入によるさまざまな効果(お守り、シール、薬、入浴剤)

 味変え

 結界、保護壁

 浄霊、お祓い

 先祖供養

 機器の修理・性能向上・耐用期間延長

 他人との関係改善

 占い

 風水

使う方法

 とくにトレーニングしていない人でも気は出せるが、伝授などにより強力になる

 出ていると思えばよい

 どこからでも気は出せるが、掌、指先などから出すことが多い。足の裏から出る気が強いとも言わ

  れる。その他、丹田、眉間などから出す場合もある。

 イメージ(気が流れている・出ている状況、気が作用している状況等の)が重要という説が多い

 気を出す能力・能力向上の伝授(譬えれば、ある種の気の源泉との接続の開始。接続パイプの太さ

  の増大。各流派が独自の方法をもつ。)

 自分を経由させる使い方が普通であるが、自分を経由させず気の源泉から目的物に直接作用させる

  ことも可能

 気を与えた効果は即座に現われる場合もあるが、数時間ないし一日位遅れて現われることもある

使い方

 各人の工夫の余地大

 受ける方も施術者に対して心を開いていないと効き目が悪いといわれる

気の測定器

 直接気を測る装置はない。人が気を出しているときに付随して生じる、電磁波、発光、磁場、脳波の変化、掌の微少振動、血流量などを測定することはある。受け手の感覚または生理的変化が測定器に対応するものになる。気が見えるという人も存在する。水に気を入れて電気抵抗の変化を見るようなことも行なわれる。

気の発生装置

 特殊な形状のもの(例:ヒランヤ、ピラミッド型のもの)、宝石、気を封入したもの(お守り、開運グッズ)、超音波・電磁波などを利用して気に類似した効果を生じさせるといわれる装置、などいろいろある。

 

気の効果を調べるときの注意

 対照実験が必要

  例えば、@立位で前屈して手の指先が地上から10cmであり、A気を作用させた後再び測定した

  ら5cmになった、として、@Aから、気の効果で5cmの改善が生じたなどと結論してはならな

  い。気の作用なしに2度目に測定したときの結果と比較しなければならない。

 暗示効果、プラシーボ効果(偽薬効果)の排除が必要

  気功治療を行なうと思いこませて、実際には行なわなくても治る場合もあるので、厳密に気の効

  果をみるためには、暗示効果を差し引く実験設定が必要である

実用上は気の効果を分離しなくてもよい

 実際は、気の効果であろうとなかろうと、ともかく治ればよいという場合が多いので、暗示効果を積極的に使ってもよい。気だけの効果であると主張しさえしなければよい(自分のところで治療を受ければ、という言い方ならよい)。

医療を主目的とした気の利用

 AST気功  http://www.ast-qi.com/、 http://www.angle-m.com/astsuda/

  成果は西洋医学的検査データをつけて学会で発表されている

 気導術 http://www.kidojutu.com/

レイキ

その他の各種の気功法、信仰治療、手当療法

研究発表の例

・医療気功ASTが癌細胞における熱ショックタンパク(HSP70)の発現に及ぼす影響−消化器癌における病理組織学的検討− 北村、早川、岡本、嘉村、須田、鈴木。人体科学Vol.14, No.2 . 1-6 (2005)

Growth Inhibition of Cultured Human Liver Carcinoma Cells by Ki-energy (Life-energy): Scientific Evidence for Ki-effects on Cancer Cells. Ohnishi, Ohnishi, Nishino, Tsurusaki, Yamaguchi. eCAM;Vol.2, No.3.: 387-393 (2005) [気−エネルギー(生命エネルギー)による培養ヒト肝臓癌細胞の増殖抑制:癌細胞における気−効果の科学的実証]

・外気功を併用した統合医療にて腫瘍の縮小を認めた3例について 福岡、小山、福岡、上田、山本、貴田、吉村。J. Int. Soc. Life Info. Sci. Vol.21, No.1, 170-175 (2003)

 

気を扱う学術団体

 人体科学会 http://smbs.gr.jp/main/modules/news/

 国際生命情報科学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/islis/sjis/islis.htm

  その他、鍼灸、漢方、サトルエネルギーなどの学会でも扱う

 

 TDEの使い方を研鑽する会としてパーフェクトハーモニー研鑽会(http://www.tde.jp)がある。また関連書籍として村上龍・山岸隆著「超能力から能力へ」(講談社文庫、税込価格540円)がある。